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ベリーズ南部視察<第1章> 聖なる泉ブルーホール国立公園
シニア・インターンとしてベリーズに滞在して半分が過ぎました。オフィスワークの休みをいただいて先週末、今度はベリーズ南部の視察に行ってきました。ベリーズ南部は日本人の観光客もほとんど訪れることがない地域ですが、見どころがいっぱいありました。あらためてベリーズは非常に奥が深い国であることを思い知りましたので、その魅力を数回に分けて報告をしたいと思います。まず第1章として、「陸のブルーホール」とも呼ばれるブルーホール国立公園をご紹介したいと思います。
ブルーホール国立公園のデータ
営業日 :年中無休
営業時間:8:00 ~ 16:00
入場料 :外国人 8.00 BZD
ブルーホール国立公園ってどこ?
ベリーズには、ブルーホール国立公園という名前がついた場所があります。この名前だけを目にするとかの有名なブルーホールを思い浮かべる人が多いのですが、実は左の地図の場所にあるのです。
首都ベルモパンから南部の街ダングリガへと向かうハミングバードハイウェイを、車で南に約20分ほど進んだ右手にこの国立公園はあります。
ブルーホール国立公園は2つのエリアに分かれています。北側にあるのがSt. Hermans Caveと呼ばれる洞窟で、南側には公園の名前の由来にもなった陸のブルーホールです。陸のブルーホールは、ユカタン半島に点在するセノーテの一種と考えていいでしょう。地下水脈が湧き出る泉があって非常にきれいな所です。
聖ハーマン洞窟(ST. HERMAN'S CAVE)
この洞窟は、北側のビジターセンターから歩いて10~20分ほどのところにある洞窟で、ガイド無しでも入り口から200ヤード(180メートル)地点まで入ることができる洞窟です。何も持ってなくても入ることはできますが、洞窟の中は照明もなく真っ暗なので、懐中電灯は必携です。最低でもスマホがないと足元すら見えなくて危険です。
ビジターセンターからは、LOWLANDトレイルとHIGHLANDトレイルという2つのルートがあります。LOWLANDトレイルはアップダウンもほとんどなく歩きやすい道で、HIGHLANDはあえて山の中に入っていき鳥や植物の観察を楽しむルートです。
洞窟に到着すると、下へ下へと下っていきます。ここではガイド同行のケーブチュービングもできるようです。現地に拠点を置くツアー会社がツアーを実施していますが、道具やガイドの準備などがありますから、事前に申し込みしたほうが無難です。もしご興味がある方いらっしゃれば、ぜひお問い合わせください。
なお自分で観光する場合ですが、洞窟のルートは一本道なので、迷うことは有りません。しかし、たかが200ヤード(180メートル)と侮ること勿れ。懐中電灯がないと真っ暗で何も見えません。実は、今回私は懐中電灯を持っていなくて、携帯電話のライトで奥までいきましたが、やはり光量が少なく勿体なかったです。それでも、途中でケーブチュービングを楽しむ他の団体観光客とすれ違う度に、彼らのヘッドライトで周りが照らされるので雰囲気を味わうことができました。でも、かならずしも他の観光客がいるとは限りませんから、必ず懐中電灯を持参しましょう!
陸のブルーホール
さて、北側の聖ヘルマン洞窟を小一時間で見学した後は、いよいよこの国立公園のメインの陸のブルーホールです。ハミングバードハイウェイを更に南に1マイル強(1.8㎞)ほど進むと、右手に別の駐車場が見えてきます。トイレなどもあるようですが、面倒なので車の中で着替えてから、いざ入場。入場券は先ほどの聖ヘルマン洞窟と共通なので、駐車場の係員にチケットを見せて、さっそくブルーホールへ。駐車場から歩いて1分もかからないです。
森の中に現れた美しい泉には、エメラルドグリーンの水が湛えられています。メキシコに多数あるセノーテと似ています。流れている清流も地下水脈が地上に現れたもので、すぐ先で再び地下水脈となっています。ただ、セノーテと違い、さんさんと陽が差す森の中にあるので、光が入り美しい泉となっています。
地下水のため水温も少し冷たく感じられますが、日差しの強いベリーズではちょうどよい温度です。魚もたくさん泳いでいて、水の透明度も素晴らしく、非常に気持ちの良いところです。
ベリーズ南部観光の際には、ぜひとも立ち寄ってほしいお勧めの観光スポットです。水着と懐中電灯は忘れずに!
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