路線バスでベリーズに行こう！Fromカンクン編

ベリーズへは日本からの直行便が無く、なんとなく割高なイメージがありますよね。でも、日本から直行便が毎日２便も飛んでいるメキシコからならば本当に近いんです。

今回は、カンクンから格安でベリーズに足を延ばす方法をご紹介します。新婚旅行やビーチリゾートで日本でも人気の高いカンクンに来たら、ぜひベリーズにまで足を延ばしてみませんか？

メキシコ最大のリゾートとして有名なカンクンからベリーズシティまで、安く快適に移動する方法としてＡＤＯ社の長距離バスを利用する方法があります。ここでは、カンクンでのチケットの購入方法からベリーズシティ到着までをご紹介します。（2019年２月現在の情報となります）

■スケジュールについて

カンクン／ベリーズシティ間には、ＡＤＯ(Autobús de Oriente)という会社が１日２往復運行しています。

【南行:カンクン→ベリーズシティ】

・昼行便：07:30発
・夜行便：22:30発

【北行:ベリーズシティ→カンクン】

・昼行便：11:00発
・夜行便：19:30発

■所要時間

所要時間はＡＤＯのホームページでは８時間４５分となっていますが、実際には出入国手続にかかる時間と渋滞によりまちまちです。今回は、7:30に出発してから16:35に到着しました。1時間の時差がありますから、所要時間は約10時間でした。

■料金

カンクン→ベリーズシティ：892.5 メキシコペソ（約52米ドル）
ベリーズシティ→カンクン：119ベリーズドル（59.5米ドル）

■チケットの買い方

日本からはＡＤＯのホームページへのアクセスが制限されているので、インターネットで買う事は出来ませんでした（2019年2月現在）
米国からは、ホームページにアクセスできるのですが、決済システムがうまく機能していないのか、カードでの購入が出来ませんでした。これは、メキシコ国内でも同じでした。PayPalでも払えるようなので、PayPalのアカウントを開設してある人は購入できるかもしれません。

カンクンのＡＤＯバスターミナルにあるカウンター

結局今回は、バスターミナルに行ってチケットは購入しました。バスはあまり混んでいないので前日の夜でも半分くらい空席がありました。ただ現地のホリデーなどでは混むことが予想されるため、早めに購入することをお勧めします。
なお、インターネットはおろかカウンターでもカードによる支払いができないようで、メキシコペソか米ドルの現金のみで購入する形になります。カウンターはいくつもありますが、ＡＤＯのバスターミナルなので、窓口は目的地別になっています。

■カンクンのバスターミナルについて

なお、カンクンのバスターミナルは、以下にあります。

ADO Terminal de Autobuses Cancún

Pino Lote 1 y 2, Supermanzana 23, 23, 77500 Cancún, Quintana Roo, MEXICO

お泊まりのホテルからは、タクシーで行くのが良いと思います。

ターミナル内には売店やカフェ、トイレなどがあります。

出発口

Deperture Lounge of ADO Bus Terminal at CANCUN

ＡＤＯカンクンのバスターミナル出発口

出発口はカウンターの右手奥にあり、搭乗口は１〜３まであります。放送で搭乗の案内などをしていますがスペイン語のみのため、判らない場合は係の人にチケットを見せて乗れるかどうかを確認すると良いでしょう。

搭乗口

なお、出発口には充電用の電源コーナーがあります。搭乗開始は出発の10分前くらいで、セキュリティチェックなどもありません。トランクルームに荷物を預けるのもセルフサービスで、特にバゲージタグなどもありません。

快適なＡＤＯ社のベリーズシティ行きバス。スーツケースは自分でトランクルームに入れます。

搭乗の際は面倒な手続きなどは一切ないので、事前にチケットを購入しておけば、当日は30分前にターミナルに到着すれば十分間に合います。

■乗り心地について

車内の様子

ＡＤＯバス車内の様子

座席はリクライニングが可能で、結構倒すことができます。また、フットレストもあるので、それなりに快適です。

座席の様子

ＡＤＯバスの座席の様子。リクライニングはここまで倒れます

ただ、ＡＤＯの車内はとにかく寒い事で有名です。今回は、半袖＋ジーンズで耐えられないほどではありませんでしたが決して暑いという事はなく、車内で寝る場合はフリースなどの上に羽織るものがあった方が良いと思います。

（にしても欧米人はノースリーブの女性に、短パン&サンダルの男性と、見ているこっちが寒くなるような格好でバスに乗ってきますね。皮膚が厚いのでしょうか…）

また、道路事情は悪くないのですが、それでも状況により上下に大きく揺れる事があります。特にベリーズに入ってからは舗装状態が悪くなるため、車酔いするひとは必ず酔い止めを飲んでおく方が良いでしょう。

■車内設備について

小さな手荷物は車内の頭上の棚にしまうことができます。でも、棚に荷物を上げる人はあまりいませんでした。

車内にはディスプレイが前方右側、中央左側、後方右側の3ヶ所あり、走行中、映画のサービスがあります。カンクンを出発してからプラヤ・デルカルメンに着くまではカーテンも閉められていて、基本寝るモードでしたが、プラヤ・デル・カルメンを出発してから、映画が放映されました。ちなみに今回はリメンバー・ミーでした。それ以降も何らかしかの映画が到着までずっと流されていました。全てスペイン語でしたが。