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カラコル
Assistant Staff: Sol
2017/02/23
ホテルに頼んでいた朝食をピックアップし、カラコルへと向かいます。
カラコルへの道は舗装されていないところが多く、四駆のジープで無料マッサージを受けながらの移動です。数日雨が降っていなかったのか(乾季です)幸いぬかるみはありませんでしたが、まさにジャングルを進んでいるといった道のりでした。日本とは全く異なった植生の森を抜けていきます。
朝食はリオ・オン・プールで。朝日に照らされ輝きながら流れ落ちる滝を見ながら優雅な朝食です。
カラコルはスペイン語で巻貝などの意味で、この遺跡で多く発見されたと言われています。メインはカーナ神殿で、天空の神殿とも呼ばれています。高さは43mでベリーズ一高い建物です。この遺跡は北と南に二つの広場を持っており、カーナ神殿は北側に位置します。
入ってしばらくすると、1層目の住居群が見えます。これは労働者など下流階級の人々の家でした。その後の2層目は彫刻家やハンター、商人などの中流階級向けの住居が並んでいます。開けたところにでると、それは北側の広場Bに出ます。
広場Bにそびえたつカーナ神殿の真ん中から上は天界を表しており、王様は天界に近付くようにこのピラミッドを登って行ったと言われています。下から見ても、実はてっぺんはまだ見えていません。最上階にさらに3つもピラミッドがあり、そこまで登ると国内最高です。
今回登った際は最上階でまさに発掘作業中で、ピラミッドの下に入り口のようなものが続いているのを見ることができました。ベリーズにはまだまだ発掘されていない遺跡があります。どこの遺跡にいっても、これはまだ発掘されてない、それもあれもとジャングルに覆われた怪しい丘を見ることができます。遺跡発掘のための費用が足りないため、宝石や新たな歴史的発見が眠っているかもしれない遺跡が、ここには手つかずのまま残っています。
カーナ神殿の向かい側には、ジャガーの顔を模した彫刻が特徴的な建造物があります。この顔はレプリカで本物は数十センチ後ろに隠れていますが、当時の様子を再現しています。
またカラコルの球戯場は非常に大きいです。真ん中には円盤型の石碑があり、勝者の名前が刻まれたと言われています。
南側、広場Aを中心に四方に広がる遺跡は、全く異なる人々が住んでいたと考えらており、どのように共存していたのか気になるところです。
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