Blog
視察レポート【バナナファーム】
みなさんこんにちは、大嶽です。
今日は、ベリーズの西のカヨにある、バナナの木から繊維を取り出し、手編みでものを作る、バナナファームの視察に行ったのでその様子を紹介したいと思います。
ファームのFacebookはこちらです。ぜひみてみてください!
https://www.facebook.com/p/Belize-Banana-Fibers-100076235048807/
ベリーズはフルーツ産業が盛んであり、サワーソップやマンゴー、スイカ、そして今回取り上げるバナナがたくさん作られています。
■バナナが編まれるまでの工程
これがバナナの木です。バナナの木ってあまり見ることがないので新鮮でした。
まず、木の皮を剥き、切ります。水々しいですが、やはり木なので硬いようです。
次に機械にかけて繊維をより細かくします。
カビなどの繊維へのダメージを防止するためにすぐに編むのではなく、熱湯で茹でます。
茹でた後、天日干しをして乾燥させます。
そして一つ一つ手で編み込んで、バスケットやコースター、花瓶などが出来上がりです。これが全てバナナの木からできてると考えると、興味深かったです。また全部職人さんが手で丁寧に編み込んでいる姿を想像すると、一つの商品でもたくさんの時間と思いが込められていると感じることができました。
細かく見るとこんな感じで細かく編まれています。自分は不器用なので本当にすごいなと思いました笑
■思ったことや考えたこと
作り手の物語を知り、感謝と敬意を持つことが生活者ができる最大限のことだと感じました。
普段自分たちが口にしているフルーツだったり、住んでいる家もそうですし、接している全てのものの背景に物語があるということを改めて感じました。そのような物語は直接私たちにはどうしても届きにくいものですが、少しでも想像力を膨らませ、作り手の方々に感謝と敬意の気持ちを持つことが大事だなと思いました。
また、当たり前に聞こえると思いますが、自然への感謝も忘れずに生きていきたいと思います。
最近ベリーズでもサルガッサムが海岸に押し寄せていたりなど、地球温暖化が目に見える形で現れているそうです。ベリーズにはたくさんの動植物が人間の手が加えられないままの形で存在し、社会全体のエコシステムを作っています。今回の視察で見たリユースの景色は素晴らしいものであり、自然と人間が融合しているように感じ、もっとこのような景色が生まれて欲しいし、生活者の目に届いて欲しいなと感じました。
ぜひベリーズに訪れた時は、お土産などを買う際には作り手であるベリジアンのことを想像してみてください。
Comments are closed